BIZREN☆通信 37号 陰陽五行説★で日本を占う

あけましておめでとうございます。

簡単に自己紹介をさせて頂きます。昨年5月に診断士登録しBIZRENに入会させていただきました。アニメから映画までエンタメコンテンツを広く手掛けるポストプロダクションの経営企画部に勤務しています。今回は新年最初のニュースレターということで、日本古来の思想から2025年の日本を占うといった視点で書かせて戴こうと思います。

★平安時代の国家公務員

昨年は安倍晴明生誕1100年ということで、映画『陰陽師0』が公開されました。陰陽師とは、平安時代の朝廷に置かれた役所である陰陽寮に所属し、暦を管理したり、学術や占術を駆使し、課題解決したりといった業務に従事した国家公務員です。

 中でも安倍晴明はその秀でた能力から、貴族のブレーンとして星を読み、吉凶を占い、進むべき道を指南する最強の陰陽師として様々な伝説が語り継がれています。

この「陰陽師」、企業の社長に寄り添い進むべき道を指南する「中小企業診断士」に似ているような気がしませんか? 今から千年の時をさかのぼり、陰陽師が星を読み、国の行く末を占ったように、令和7年を占ってみましょう。

                                                                       

陰陽五行説とは、自然界のあらゆるものが「陰」と「陽」という対立する二つの原理から成り立ち、それらが「木」「火」「土」「金」「水」という五つの要素(五行)を生成し変化するという古代中国で生まれた考え方です。陰陽五行それぞれに意味を持たせ、生年月日や時間にあてはめ、五行の相剋の関係、方位などを組み合わせ、その人の性格や将来起こりうる出来事を予測します。

では、日本の舵取りを任された、石破茂内閣総理大臣の運勢を見てみましょう。                        


★内閣総理大臣の運勢

石破総理の誕生日は1957年2月4日。1957年の干支は丁酉(ひのととり)です。「丁」は「陰」と「火」の要素を持ち、柔らかく内向的なろうそくの炎のようなエネルギーを象徴します。「酉」は「陰」と「金」の要素を持ち、鋭敏な判断力や集中力があり、受容的でありながら自分の軸をしっかり持った強さを象徴します。

このことから、石破総理は「火」と「金」が自身の強みとなります。

次に2025年の干支と五行を見てみましょう。

干支は 乙巳(きのとみ)です。「乙」は 「陰」と「木」の要素を持ち、柔軟性や新たな成長を象徴します。「巳」は「陽」と「火」の要素を持ち、活発でエネルギッシュな性質を象徴します。

2025年日本の運勢

では石破総理の五行バランスと2025年の影響を見てみましょう。相生相克の視点として、木は火を生じ、火は土を生じます。

政治的な影響として、「新しい成長」を象徴する「木」が基盤で、「火」のエネルギーと結びつくことで、リーダーシップが試される年となります。しかし「木」の「火」による加熱しやすい状況が弱みとなり、議論の過熱や対立を生む可能性を示唆しています。

経済的な影響としては、「火」と「木」の影響で、革新産業やエネルギー分野の成長が機会となります。ただし、バブル的なリスクや環境負荷の高まりが注意点となります。

社会的な影響としては、新しいプロジェクトやコミュニティの活性化が進みます。半面、調整力が弱まると混乱の兆しも出てきます。

石破総理が大きな役割を担うとすれば、「火」の資質が国をリードする可能性がある一方で、バランスを取る冷静さといった「金」の影響が鍵になります。「新しい挑戦」と「調整」の年として、慎重かつ大胆な舵取りが必要とされる年となるようです。

★令和時代の陰陽師

十数年前、四柱推命や九星気学といった東洋占星術にはまり、学校に通い一生懸命ノートに書きこんで学んでいた時期がありました。今回、久しぶりにそのノートを取り出し占ってみようと思ったのですが、もしやと思って生成AIに問いかけたところ、いとも簡単につらつらと語るではありませんか! 私の努力と時間を返してくれと思うとともに、時代の進化に感嘆しかりであります。

千年前に渾天儀(中国の天文観測儀器)を操り最先端の科学とも言われた陰陽道で進むべき道を指南した陰陽師たちのように、生成AIを駆使して企業の進むべき道を照らす令和の安倍晴明を目指し、勤勉精励に努めたいと思います。

2025年、BIZRENの皆様が、明るく希望に満ちた幸福な一年を過ごされますよう祈りを込めて。

執筆者プロフィール

野口智美 : ライトノベルの影響から10代より平安時代に心ときめかせ、趣味で雅楽を習い、狩衣装束を着て龍笛を奏でたり、巫女修行に参加したりといった中二病全開の20代迄を過ごす。シナリオライターやナレーターといったランディング期間を経て、現在はポストプロダクションの会社員に落ち着く。中小企業診断士として現実を見つめ、将来を見つめ、企業に寄り添った提案力を身に付けるべく勉強中です。