BIZREN☆通信 19号 「気持ちだけでも海外旅行」

2020年10月 大塚直也

新しい生活様式から半年

新型コロナウィルスの緊急事態宣言が発令されてから早くも半年が経ち、気がつけば上期もあっという間に過ぎていきました。業界によって程度の差はあれど、大なり小なり影響を受けて気づきの機会が多い半年だったのではないかと思います。また、プライベートでは今年のGWや夏休みは、旅行の計画をしていたものの中止を余儀なくされた人も多いと思います。実は私も、超がつくほどの旅行好きで、学生時代からバックパッカーとして、どちらかというとマイナーな国(僻地?!)を旅してきた方です。

海外旅行に行けないからこそ

そこで、今回はこれまで渡航した国の中から、いくつかをピックアップさせていただき、気持ちの中だけでも旅行気分を味わって頂ければ、幸いです。また、気になる国や将来旅行予定がありましたら、お気軽にお声かけ頂けると嬉しい限りです。

【これまでの渡航国一覧】

アジア:韓国、中国、台湾、香港、フィリピン、タイ、マレーシア、ブルネイ-ダルサラーム、カンボジア、ベトナム、ラオス、インドネシア、インド、バングラデシュ (14ヵ国)

南米:アルゼンチン、パラグアイ、チリ、ボリビア、ペルー(5ヵ国)

北米:アメリカ、メキシコ、キューバ(3ヵ国)

欧州:トルコ、ギリシャ、スペイン、イギリス、アイスランド、ドイツ(6ヵ国)

アフリカ:南アフリカ、スワジランド、タンザニア、ナミビア、ボツワナ、ザンビア、ジンバブエ(7ヵ国)

合計 35か国

(1)ボリビアのウユニ塩湖

少しベタではありますが、学生時代に40日以上を旅した南米のハイライトの一つ。乾季は水がなく、塩が地面を覆い真っ白になり、遠近感がなくなることからトリックアート写真を楽しめますが、雨季は水が張り、「水位が2センチ前後」「雲が少しだけある」「風がない」の3条件が揃うと、天国にいるような鏡張りになります。また、新月の時は、上も下もプラネタリウムばりの星の世界となるようです。運よく条件がそろうように、行かれる際は日程に予備日を設ける余裕のあるスケジュールがおすすめです。

(2)南アフリカの喜望峰

教科書に出てきたことで名前は聞いたことある方も多いと思いますが、アフリカ南端の岬です。アフリカというと暑いイメージがありますが、そんなことはなく、喜望峰近くではアフリカペンギンもいます。喜望峰へ行く際の起点となるケープタウンには、テーブルマウンテンという文字通り、真っ平らな山があり、そこからの夕日とともにおすすめです。

(3)アイスランドの氷の洞窟、オーロラ、シュノーケリング

最後の一つだけ違和感があるかもしれませんが、どれもアイスランドでは冬に楽しめます。といっても、シュノーケリングするのはドライスーツを着て、北アメリカとユーラシアプレートの間の幻想的な場所です。気になる方は「シルフラの泉」で検索ください。そして、アイスランドのおすすめ理由は、他のオーロラが見える国に比べ、そこまで寒くなく、冬でも観光アクティビティが多いこと。名前は寒そうな国ですが、実はハワイと同じく火山島で地熱により、他の北欧のように比べ10℃以上温かい中で、夜のオーロラ観察を楽しめます(とはいえ氷点下ではありますが)。地熱発電が盛んで、ブルーラグーンで有名なシリカの温水プールもあります。

(おまけ:おすすめ書籍とひとり言)

最近読んだ書籍の一つに「現代経済学の直観的方法(長沼伸一郎)」があり、経済学を感覚的に理解するという意味で、良書だと感じたことから、共有させていただきます。ブロックチェーンの概念もわかりやすく記載されており、目から鱗でした。そして、読みながら感じたこととして、資本主義は市場拡大が前提となっており、設備投資と大量消費により経済が動いていました。しかし、近年は極端な気候やプラスチックのごみ問題などで環境負荷が注目され、サーキュラーエコノミーやSDGsなど、資本主義と正反対に見えるキーワードが出てきています。今後、これらがどう両立していくのかで、日本を含めた世界の経済情勢は大きく左右され、中小企業を含めた企業活動も影響を受けるのかなと考えていました。(最後に少しだけ診断士らしいネタを。。)

執筆者プロフィール:
大塚直也(おおつか なおや):2017年診断士登録

本業は総合化学メーカーでこれまで営業、マーケティング、新規事業検討などに従事。
趣味:国内外旅行、マラソン(最近はジョギング)、ベランダガーデニング